
れだんでは、水でさらして、あく抜きして、25分ほど塩ゆでして頂きます!!
栗のような食感で健胃、滋養強壮にも、健康食品です。
特徴
葉は菱形で水面に放射状に広がり、葉柄はふくらんで内部がスポンジ状の浮きとなる。その点でホテイアオイに似るが、水面から葉を持ち上げることはない。また、完全な浮き草ではなく、長い茎が池の底に続いている。
花は両性花で、花びらは白く、葉のすき間から水面に顔を出して夏に咲く。がく、花弁、雄蕊は各4個で子房は半下位。胚珠は2個あるが一方だけが発育し大きな種子となる。胚乳はなく、子葉の一方だけが大きくなってデンプンを蓄積する。果実は横から見ると菱形で両端に2本のとげ(がくに由来)がある。
菱形とはヒシにちなむ名だが、葉によるのか実によるのか両説ありはっきりしない。
秋に熟した果実は水底に沈んで冬を越し、春になると発芽して根をおろし茎が水面に向かって伸びる。茎からは節ごとに水中根を出し(これは葉が変化したものともいわれる)、水面で葉を叢生する。
平地のため池などに多く、水面を埋め尽くす。日本のほか朝鮮半島、中国、台湾などにも分布する。
近縁種 [編集]
近縁種として日本にはオニビシとヒメビシがある。ヒシの果実にあるとげが2本であるのに対し、ヒメビシとオニビシの果実には4本のとげがある。実用性は乏しいと思われるが、忍者が追手の追撃をかわすために撒くまきびしには、これらが用いられる。
ヒシの実
ヒシの種子にはでん粉(Hizukuri et al.)が約52%程含まれており[1]、ゆでるか蒸して食べるとクリのような味がする。アイヌ民族は菱の実を「ペカンペ」と呼び、湖畔のコタンの住民にとっては重要な食糧とされていた。北海道東部、釧路川流域の塘路湖沿岸では、住民が菱の恵みに感謝する「ベカンベカムイノミ(菱の実祭り)」という収穫祭が行われていた。また菱の実は焼酎の原料ともなる。
桃の節句に菱餅を食べるが、形が菱形になっているだけでなく、菱の実またはヒシのでん粉を入れる場合もある。
薬膳としては、健胃、強壮などの作用があるとされる。