
高知県安芸郡の地酒
造る手の誇りが伝わるお酒
美丈夫
びじょうふ
美丈夫醸造元の川商店は、高知県にある十九の蔵の中では最も東、人口わずか3500人ほどの小さな町、田野町にあります。昭和47年には、いち早く純米酒を商品化。しかし、市場全体を見回せば普通酒が全盛の時代。5代目蔵主が並みならぬ努力・試行錯誤し現在に至っています。平成2年より”濱の鶴”より”美丈夫”に 酒名を変更しました。現在は500石程を醸し、丁寧な酒造りを基本に、仕込みを小さくすることで、細かいところまで手が行き届く酒造りをしています。9割が吟醸酒と、すばらしい蔵元さんです。
味わいを重視しているお酒で、香りは控えめです。味のバランスがとてもよいと思います。熟成の途中で暑い夏に味が落ちることを「秋落ちする」と言いますが、秋落ちしない力強いお酒です。
蔵の紹介
北に那須岳、東に八溝山を望む那須野ヶ原の一角侍塚古墳、那須国造碑(600年代に建立された日本三古碑の一つ)等、数々の歴史的遺産を持つ湯津上村は、いにしえの古墳の里として古くから栄えています。
慶応2年(1866年)に創業された酒造業は、「一流」「君の友」等、代々の銘柄を経て昭和30年(1955年)菊の里酒造に発展し、多くの皆様にご愛飲頂いております。
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大那(だいな)名前の由来
那須高原の南端、那珂川とその支流、箒川、蛇尾川の3つの川が村内に流れておりあちこちで清水や涌き水が見られ、古来より農業や稲作が盛んに行われてきました。
この大いなる那須の大地が育んだ豊穣なバックグラウンドを大切にし、それを日本酒という形で伝えられたらと思い「大那」と銘名しました。農業製品として「大那」を造り続ける事、表現し続ける事が大切だと考えてます。
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蔵の顔
家族三世代と従業員一人の大変小さな酒造です。製造本数は年間300石(一升瓶3万本)と全国的にみても小規模です。酒造期間は10月後半から4月前半迄です。
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目標とする酒質
究極の食中酒を目指しています。本来日本酒は、食事と一緒に楽しむもので、しっかりとしたお米の味をベースにやさしく包み込むような酸味と、口に残らない切れ味が大切と考えます。